「アサーティブ・コミュニケーション」レビュー|対等に率直に伝え合おう

「別に喧嘩したいわけじゃないのに言い合ってしまった」「〇〇は××するべきでしょ」など、コミュニケーションで悩む人は絶えません。

今回は自分の意見を率直に伝えながらも相手を傷つけず対等に伝え合うスキルについて書かれている「アサーティブ・コミュニケーション(著者:戸田久実)」のレビューをお伝えします。

「アサーティブとは何?」という方や作品に興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

概要

本書はより良い関係を築くため、相手だけではなく自分の意見も大切にするコミュニケーション方法「アサーティブ・コミュニケーション」について解説しています。

アサーティブの意味は「率直で対等な物言い」です。そしてアサーティブ・コミュニケーションとはただ自分の意見を一方的に伝えるのではなく、相手を傷つけずに尊重した上で伝え合うことを意味しています。

前作「アンガー・マネジメント」は主に自分個人の問題でありましたが、今回は相手がいる前提で話が進みます。
よってアサーティブ・コミュニケーションとアンガー・マネジメントと併用しながら実践すれば、自己成長だけではなく周囲との関係向上にも効果が出るといえます。

アサーティブ・コミュニケーションスキルを使うことによって以下の効果を期待できるでしょう。

  • お互いが正直にそして素直に忖度せずに伝え合う
  • 行き違いがあっても対等な姿勢で対話ができる
たまとも

コミュニケーションで悩みが減るのはいいですね!

気に入った点

本書を読み、自分に当てはまった点を考慮した上で気に入った点をまとめてみました。

アンコンシャスデバイスの影響は強い

アンコンシャスデバイスとは無意識の思い込みという意味です。例えば以下のようなものが当てはまります。

  • Z世代だから飲み会は行きたくないよね
  • 年寄りだからパソコンは苦手だ
  • 育児は女性がやるもの

過去の事情を現代に合わせようとするのは世代ギャップを生むだけです。


そして私自身にも多くのアンコンシャスデバイスがあったなと気づきを得ました。
本書を読んでからというものの、〇〇だから△△という判断をしないよう絶賛意識改革中です。

何を伝えたいのか明確にする

最近は他人に仕事を振ることが増えたのですが、その際よく指摘されるのが「内容があいまい」であること。
たとえば資料作成を頼む場合、依頼される側にも時間の制約があるだろうから余裕に見積もっておこうと思って「締め切りは特に設けないから、できる範囲で早めに頼むよ」と言いました。

すると相手は「早めにとはいつでしょうか。締め切りを確定してほしい」と反応してきます。聞かれたときは疑問しか浮かびませんでした。

「下手に締切りを設けない方が心理的にも楽だろうに」とモヤモヤしていましたが本書読了後は、抽象的な表現による認識のずれが生じる可能性があるため、もめた場合に双方良くない結果に陥るかもしれないとのこと。

本書を参考にして現在では締切りはいつと問われないよう、あらかじめ余裕を含めたうえで締切りを設定するようにしています。

目的は相手に自分の意思を伝えること

アサーティブ・コミュニケーションの目的は相手を説き伏せ言い聞かせることではありません。
例え意見が合わないとわかっていても、自分の意見を伝えること自体が目的なのだと知った時は少し驚きました。

今まで私は、SNSで自分の意思とは異なる事象に対し「それは間違っている!」と気軽に発言していました。
しかし本書読了後にはSNSであれオフラインであれ、コミュニケーションとは相手を論破することではないのだと身をもって感じたのです。
「もっと早くこの手の書籍を手に取れば余計な言い争いに発展せずに済んだのでは?」と反省しています。

相手にアサーティブを求めない

ついついやりがちなのですが、自分が苦労したことは相手にも求めてしまう行為が見受けられますね。
もちろん状況によっては相手に見返りを求める必要が出てくる場合もあります。

しかしアサーティブ・コミュニケーションとして対応するのであれば、自分がアサーティブに対応したのだから、相手にもアサーティブな対応を求める必要はないということです。
人はコントロールできないため、コミュニケーションのゴールを「自分の伝えたいことを相手にアサーティブに伝えた」のように設定すると、自分自身も相手も必要以上に以外合わずに済みます。

私は特にこだわりのある部分に関しては論破してやりたい気持ちが大きいので、この点は徐々に減らしていかないとストレスが減らないなと感じました。

気に入らなかった点

アンガー・マネジメントでも同様ですが、実践してみないと実感できない点です。
いくら文字や図解で分かりやすく書かれていても、結局は自分で身に付けないと本当の意味で理解はしていないのだと思うと少しむなしくなります。

おすすめ度

私のようにコミュニケーション下手な人は手に取ってみてはいかがでしょうか。
またコミュニケーションは論破することだと勘違いしている人も、改善するために読んでみることをおすすめします。

電子書籍ならスライドするのも簡単なので、すらすら読めますよ。

まとめ

  • アサーティブ・コミュニケーションの目的は自分の意見を率直に伝えること
  • 人の感情や意思はコントロールできないので論破を目的としない
  • アンコンシャスデバイス(無意識な思い込み)は極力減らそう

相手と適切な距離を保ち、快適なコミュニケーションをとりたいものですね。
同じ著者の「アンガー・マネジメント」のレビューは別途用意しております。興味のある方は是非ご覧くださいね。

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